暴走自転車のまったりブログ

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Fate/Zero 感想

今回はfate/zeroについての感想を書きたいと思います。簡単な説明をするとzeroはtypemoonが作ったstay nightの過去編となっています。stay nightは少年マンガ的な要素と主人公の正義の味方になりたいという理想についてそれぞれのルートで答えを出していて、zeroは正義の味方を目指した衛宮切嗣の人生を描いています。

一番好きなキャラが切嗣なので彼について自分の感想を書こうと思います。ランサー陣営との決着の後初めて自分の胸の内を明かした切嗣、多を救い小を切り捨てる、常に決断を迫られてきた彼の過去を思えば当然の発想かもしれません。戦いを無くすための答えとして人の魂の変革を願う、この回答は正しすぎる。誰かを助けるということは誰かを助けないことと彼が言っていたように今の時点で全ての人を救うことが不可能と悟った故の答えでしょう。結局彼は何も成し遂げることなく士郎にもらった安堵だけを胸に死んでいきます。目的と手段が入れ替わってしまったからこそ彼はああいう道を選ばざるを得なくなってしまったのでしょうが、例え正義の味方を目指していても優しすぎる彼にとってはとてもつらい道でしょう。

僕はstay nightよりzero派なのですが、zeroのすごい点は設定を最大限に活かしてる所だと思います。同じ時代の英雄同士の因縁、騎士や王の格好良さ、英雄という存在自体に嫌悪を抱いているキャラなど挙げればきりがありません。成長、恨み、憧れなど全てがつまった作品と言っても過言ではありません!
アニメも素晴らしいので小説しか読んだことがない人もぜひご覧になってください!